懐古ではなく、古い未来像をもう一度使う。
2021年のA100は、1978年F-100の4つのフロントボタンや配色を受け継ぎながら、メタルバンドやメッキケースで再構成されました。CASIO公式もF-100をベースにした復刻系モデルとして説明しています。
2024年のTRN-50はさらに象徴的です。CASIO腕時計50周年に、1974年の初代Casiotronのサイズ感と意匠を現代技術で再構築。見た目は原点へ戻りながら、電波受信、ソーラー充電、スマートフォンリンクという50年後の機能を持っています。
そしてCRW-001では、ついに時計が腕から指へ移りました。一般的な腕時計用モジュールに比べ約1/10へダウンサイジングし、時刻、日付、デュアルタイム、ストップウオッチを指輪サイズで表示します。
1974年に「時間を計算する電子機器」として始まったCASIO Watchが、50年後にリングへ縮んだ。技術の方向は大きく変わっても、「普通の時計に、まだ別の形があるのでは」という問いだけは変わっていません。
参考:CASIO — A100 ↗ CASIO — TRN-50 / Casiotron 50 Years ↗ CASIO — CRW-001 ↗